<< 平成20年分 >>

「一昨日、TABギタースクールの忘年会がありました。ギター談義、音楽談義、プロレス談義、借金談義…参加された皆さんと、1次会、2次会ともに楽しい時間を過ごすことが出来ました。今年1年、皆さんお疲れ様でした! 皆さんのおかげで、私もやれているみたいなもんです。本当にありがとうございます。来年もどうぞよろしくね!

 思えば、TABも立ち上げてから、かれこれもう18年目になり、忘年会も今回の宴会で18回目に当たります。昔は、忘年会は必ずと言っていいほど、朝まで飲んでいたのですが、さすがにもうそこまではできなくなりましたねえ。。。とはいえ、普段の飲む量が以前より増えているのも間違いない事実で、トータルすれば今の方が飲んでいるのかも。ということは、あながち酒が弱くなったわけでもないのかな。。。

 さて、今日は、在庫置き場として借りているトランクルームの引っ越しのあと、夕方から大学時代の友人夫妻と、久々に再会しての飲み会。「大学なんか辞めようぜ!」と、自由が丘の安飲み屋でホッピー飲みながら語り合った30年前のあの日々が、まるで昨日のようです(彼は、私と違ってちゃんと卒業して、今は立派になってますが。。。)。よし、今日はホッピーで行くとしますか」

(平成20年12月29日)


「ニューヨークよりウッディ・マンを招聘しての“Acoustic, Blues & Beyond”ツアー、無事終了しました。12/4の横浜 THUMBS UPを皮切りに、静岡 VELVETSOUND、大阪 5th-Street、大阪 Sann Cafe、広島 club cream、名古屋 TOKUZO、東京 KMA STUDIO、東京 BACK IN TOWNと各地を回り、多くの方々に歓迎していただきました。ご来場の皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました! ソロあり、セッションありで、出演した私たちも本当に楽しい時間を過ごすことができ、盛り上げてくださった皆さまには本当に感謝しています。初日と最終日には岡崎倫典さんが特別ゲストとして出演し、花を添えてくださいましたし、本当に色々な方々に応援していただいたツアーでした。

 ツアーの楽しみのひとつは、旅先の名物をいただくことです(特に私は)。もちろん今回のツアーでも、各地で美味しいものをたらふくいただきました。ウッディは好き嫌いもあまりなく、何でも喜んで食べるのですが、特に広島で食べた“牡蠣のバター焼き”はかなり感動していました。私の場合は、飲み食いに関してはブレーキが壊れてしまっていますので、そのペースに多少なりともウッディが影響されたのも確かです。今回のツアーでウッディの体重はもちろんのこと、尿酸値やガンマGTPまで上げてしまったのではないかとちょっと心配です。

 昨日(12/16)の夕方、ウッディを成田空港に見送りに行って、約2週間に渡る今回のツアーは無事終了となったわけですが、実はツアーが終わると毎度のことながら様々な業務でとんでもなく忙しくなってしまいます。お休みしていた通販の発送、雑誌の原稿書きや校正、商品の仕入れ、ギター教室…ツアーで休んでいた分の遅れを一気に取り戻さなければなりません。ツアー中行けなかった行き付けの飲み屋への挨拶もあるし…あ、これは仕事じゃないか。。。

 近日中にツアー中に撮ったたくさんの写真からセレクトして、いつものようにホームページにアップする予定ですが、以上のような理由から、ちょっと時間をいただければと思います。でも、年内にはなんとかしますので、どうぞ楽しみにしていてください」

(平成20年12月17日)

※追記…ツアー写真(73枚)とご挨拶をアップしました(→こちらへ)。(平成20年12月31日)


「本日、ウッディ・マンが3年ぶりに無事来日いたしました。明日(12/5)からいよいよツアーが始まります。12/14の最終日まで各地を回りますが、どんなツアーになるのかとても楽しみです。

 明日の初日と最終日には、岡崎倫典さんが特別ゲストで出演してくれることになっています。私はウッディとも倫典さんともライヴでご一緒したことがありますが、倫典さんとウッディは初顔合わせです。二人が弾いたらどうなるのかといった楽しみもあります。まあ、プロレス的に言うならば‘アブドーラ・ザ・ブッチャーカール・ゴッチがもし戦えばどうなるのか’みたいなもんでしょうか(ちょっと例えがマニアック?)。いやいや、お二方も正統派の実力者ですので‘ダニー・ホッジvsニック・ボックウィンクル戦’かな(もっとマニアックですね)。

 ちなみに私とウッディは、例えるなら、組んでよし戦ってよしの盟友だった、ジャイアント馬場さんとドリー・ファンク・ジュニアみたいな関係ですかね。ですので、私とウッディの二人で回る会場のライヴも楽しみにしていてくださいね。ソロ、セッションとも存分に楽しんでいただきますよ。では皆さま、各会場でお会いしましょう! 会場では気軽に声をかけてくださ〜い(ツアーの詳細は→こちら)」

ウッディ・マン&打田十紀夫“Acoustic, Blues & Beyond”ツアー
 ●12/5 (金) 横浜 THUMBS UP(特別ゲスト:岡崎倫典)
 ●12/6 (土) 静岡 VELVETSOUND
 ●12/7 (日) 大阪 5th-Street(ゲスト:ROOTS)
 ●12/9 (火) 大阪 Sann Cafe(ワークショップ)
 ●12/10 (水) 広島 club cream(オープニング:Yoshi & Pauline)
 ●12/12 (金) 名古屋 TOKUZO(ゲスト:天満俊秀)
 ●12/13 (土) 東京 KMA STUDIO
 ●12/14 (日) 東京 BACK IN TOWN(特別ゲスト:岡崎倫典)

(平成20年12月4日)


「11/22〜24まで、高崎と新潟へ三連戦のショート・ツアーに出かけました。今回もたくさんの方にご来場いただき、関係者の皆さまにも大変お世話になり、充実したツアーになりました。皆さま、本当にありがとうございました。

 22日は、島村楽器イオンモール高崎店での“ライヴ&トーク”スタジオ・ライヴでした。店長の薄葉さんに駅で迎えていただき、車でイオンホールまで送っていただきましたが、途中、車の窓から見える榛名山(はるなさん)がとてもきれいで印象的でした。でも、その名前から先日の香川県綾川で同日イベントのあった『はるな愛』の顔が脳裏をよぎってしまいました。。。トホホ。

 実はその昔(もう8年くらい前)、テイラー・ギターを使ったフィンガーピッキング・セミナーで全国の島村楽器さんを回ったことがあって、その時に東京の葛西店で薄葉さんに担当していただいたことがありました。その頃はまだ新人だった薄葉さんが今では、高崎店で店長をされていて、時の流れを感じざるを得ません。私もそんだけ歳をとったんだなあ。。。そんなことを考えながらも、島村楽器オリジナルのHistoryギターをはじめとする4本のギターを使って、ライヴはいつもの調子で楽しくやらせていただきました。皆さん、ありがとうございました。

 終了後、上越新幹線で翌日ライヴのある新潟へ前ノリ。早速お世話になるCapotastさんへご挨拶に(飲みに)行きました。Capotastさんは、今年開店したばかりのお店ですが、“フォークの歌えるお店”というキャッチのごとく、腕自慢のお客さんが演奏されていました。みんなうまいですね〜。実は今回のライヴは、オーナーの相田さんがTAB生徒のTさんの大学時代の先輩というご縁で実現する運びとなりました。Tさんも東京から駆け付けてくれていたので、翌日のライヴへの景気づけとばかりにTさんと数曲セッション。Tさん、楽しかったですね。

 さて、その翌日がライヴ本番。大変光栄なことに、プロのライヴ開催は私が最初とのことでした。音楽通の皆さんが多数お集まりくださり、私も最初からハイテンション。例によって2部からは、芋焼酎の水割りをいただきながら、とても楽しくステージを務めさせていただきました。この日のために持参したフランクリン・ギターもとてもきれいに響いてくれ、弾いていて気持ちよかったです。ご来場の皆さん、相田さん、盛り上げてくださり、本当にありがとうございました!

 翌24日は、島村楽器新潟ビルボードプレイス店の店内スタジオでの“ライヴ&トーク”。ビルボードプレイス店には8年ぶりの登場です。ここでも高崎店同様、8年前に新人だった金藤さんが店長をされていて、感慨深いものがありました。皆さん、立派になられて。。。う〜ん、それに比べ私はお腹ばっか立派になっちゃって。。。さて、前日の『Capotast』ライヴでやや飲み過ぎた私ですが、幸い二日酔いもなく、この日のスタジオ・ライヴも絶好調! ありがたいことに、中には二日連続でご来場の方も何人かいらしたので、演奏曲目などライヴの内容は変えましたよ〜。前ノリした日にCapotastでお会いした美少女Sちゃんも最前列に陣取ってくれて、うれしかったですよ!

 考えてみれば、9月の長岡、10月の村上、そして今回の新潟と、3ヶ月連続で新潟県でライヴを開催させてもらいました。ジャイアント馬場さんの出身が新潟県ということもあり、ただならぬ縁を感じます。次回、新潟に伺う際にも、皆さん是非ご来場くださいね!(11/22〜24の写真→こちら)」

(平成20年11月25日)


島村楽器ビブレ三宮店イオン綾川店エミフルMASAKI店で開催された『フィンガーピッキング・ギター必修テクニック』発売記念“ライヴ&トーク”ショー三連戦、おかげさまで盛況に終了いたしました。ご来場の皆さま、関係者の皆さま、本当にお世話になりました。各会場とも、熱いスタジオ・ライヴになったと思います。中には、連チャン(3連続の方も!)で参加してくださった方もいらして、本当にありがたいことです。

 二日目に行ったイオン綾川では、1階のイベント・スペースで“はるな愛”ショーが開催されていました。私はテレビのバラエティなどはほとんど見ないので、“はるな愛”って全然知りませんでしたが、松浦亜弥のものまねで今大人気のニューハーフ・タレントなんですね。自分のライヴまで時間があったので、ちょっと見ようと思ったのですが、イベント・スペースはもう黒山の人だかりで、残念ながら本人の姿を確認することも出来ませんでした。力道山時代の街頭テレビのように人が集まっていましたよ。その代わりといっては何ですが、イオン内に貼られていた告知ボードの写真をアップしました(→こちら。はるな愛ショーの案内が上に、私のスタジオ・ライヴの案内が右下に貼られています)。今回も携帯で撮った写真なので不鮮明でスミマセン…」

(平成20年11月17日)


「先日ツアー先の飲み屋のカウンターで一杯やっていると、目の前に右のようなチラシが貼られていました。次回いつ来るか分からないので、一升瓶はちょっと無理だなあと思いながらも、黒丸は好きな焼酎なので気になって眺めていました。と、よく見ると、あれ〜?、、、拡大写真をご覧ください(携帯で撮った写真なので不鮮明ですが)。“売切次第 終了”と書いたつもりでしょうが、どう見ても“終子”。。。」

(平成20年11月4日)


「先ほど(10/31の夜11時半)、宇都宮に到着しました。お腹が空いたので、ホテルのフロントの人に『この辺でどこか食事できるところありますか?』って訊いたら、『もうこの時間は飲み屋街になってしまうんで。。。でも、ホテルの裏口を出たところに○○というラーメン屋さんがありますよ』と教えてくれました。宇都宮というと“餃子”ですから、やはり餃子が食べたかったのですが、まあこの時間では仕方ないなとそのラーメン屋さんに入ろうとしました。

 と、その時『あ、ここ前に来たことあるな〜』と以前来たときのことを思い出しました。確かにそれなりに美味しかった記憶はあるのですが、私の中のラーメン・ランキングの上位には食い込んでいませんでした。そうです。ラーメンに関しては、私はかなりうるさいんです。なんせ、ツアーで全国を回っては、地元で評判のラーメンを食べ歩いているわけですから。好みのラーメンを見つけたときは、“近くに行ったら必ず寄ること!”としっかり頭の中にインプットしているくらいです。そんなわけで、今回は他のお店をどこか探そうとその辺を歩きました。…でも、う〜ん、やはり完全な飲み屋街ですね。『キャバクラどうっすか?』とか『ちょっと寄っていきませんか?』とか、やたら呼び込みの人に声をかけられます。美味しいものさえあれば飲み屋でも全然構わないのですが、キャバクラとなるとちょっと趣旨が変わってきますからねえ(って、行ったことないから分かりませんが…)。。。

 と、その時“餃子”というデカイ看板が目に入りました。近くに行くと、これはもう立派な餃子屋さんではありませんか! ホテルの人、何でここ教えてくれなかったの〜、もう〜! それでもお客さんが全然いないので、若干不安を覚えながらお店に入りましたが、これがなかなか美味しかったんです。各種餃子を計4人分、キクラゲ・ラーメン、生ビール1杯、レモンハイ2杯と、ひとりで豪遊しましたが、キャバクラに行くことを考えれば安いもんですよ(って、行ったことないから分かりませんが…)。食べた餃子の中で特に気に入ったのが、激辛餃子。これは“激辛”を謳っているのが納得いく辛さだったので、私的にはOKです! 先日、鈴鹿で食べた“赤い餃子”というのが期待に反してあまり辛くなかったこともあり、この激辛加減はうれしかったです。…というわけで、宇都宮の“ひとり晩餐”も無事ハッピー・エンド。でも、最後までお客さん、来なかったなあ。場所が悪いのかな、時間帯が悪いのかなあ、何でだろう。。。まあいいか。

 で、何でツアー・スケジュールにない宇都宮にいるかというと、実は明日(11/1)、カワイイ弟子の一人Mクンの結婚式があるからなんです。いつも一緒にライヴに来てくれていた、ギターに理解のある可愛い彼女とついに結婚となったわけです。おめでとう〜! ワシもうれしいよ〜! 披露宴でのMクンとのセッションも楽しみです。Mクンの一世一代の晴れ舞台ですから、私も粗相のないようにせんとね。というわけで、そろそろ寝よっと」

(平成20年11月1日)


<ツアー後半戦:東北編も無事終了!>
「“欧米ツアー凱旋”ソロライヴ・ツアー第二弾から無事帰ってまいりました。10/2から始まった今回のツアーでも、各地で多くの方によくしていただいて、思い出深い素晴らしいツアーとなりました。ご来場の皆さん、関係者の皆さま、心から感謝いたします。前回の語録で、東北に入って最初のライヴ開催地の本八戸まで、北海道の小樽から8時間かけて移動したところまで書きました。八戸からウチのかあちゃんが参戦しましたので、今回は写真も少しご紹介できると思います。

 八戸ライヴ(10/10)は、初めておじゃまするROXXで開催でした。実はこの八戸ライヴ、当初お願いしていたライヴハウスとスケジュールの調整がつかなくて困っていたところ、一昨年の八戸ライヴに来てくださっていたTさんが開催企画を申し出てくださったのでした。ROXXへのブッキングや集客など、ライヴ開催に関する手間の掛かることをすべて引き受けていただき、何と感謝していいやら。会場入り前に少し時間があったので、八戸の海岸をTさんに案内していただき、リラックスした気分でライヴ会場へ。私にしては珍しく(?)女性のお客様が多く華やかな雰囲気の中、4本のギターで楽しくステージを進めることができました。もちろん打ち上げでも最高に楽しいひとときを過ごしました! 焼き鯖、美味しかったなあ〜(八戸写真→こちら

 翌日(10/11)は、次のライヴ開催地、新潟県の村上へ電車で向かったのですが、これもかなりの移動で、6時間ほど掛かりました。会場は昨年に続いて、村上駅前の楽屋、音楽通が集まるお店です。城下町でもある村上はこの日、竹灯籠まつりが開催されていて、ライヴ前に楽屋のマスターの青山さんに自転車をお借りして、探索してきました。道端に並べられたたくさんの竹の灯籠の中でろうそくの灯りが揺らいでいて、とても幻想的でした。モチベーションが上がったところでいざライヴ! 音楽通が多いだけあって、お客さんの熱気も最高でした。翌日の朝、村上駅のホームで電車を待っていると、前日ライヴに来てくださったNさんが、なんと大吟醸を持ってきてくれました。東京に戻って早速いただいていますが、お米のメッカだけあって、最高の味わいです。ありがとうございました!(村上写真→こちら

 ツアーもいよいよ終盤戦となり、この日は秋田ライヴ(10/12)。昨年同様、主催してくれたMさんをはじめとする秋田アコースティック・ギター・クラブの皆さんにお世話になり、カフェ・ブルージュでの開催です。オープニングのエルビスさんが盛り上げてくれた後、2部形式でステージを務めさせてもらいました。遠くから来てくださったお客さんもいらして感激です。2回のアンコールをいただき気持ちよく打ち上げに突入! 打ち上げでさんざん飲み食いしまくった後、さらに秋田駅近くの名店、末廣ラーメンへレッツゴー、大盛を注文! 実は、、、昼間にも会場入り前に、ここに来て特大を食べたんですよ。。。ここのラーメンは、全国のラーメンを食べまくっている私の中でもかなり高ランクです。翌朝、仙台へ向かう電車に乗ろうとホームに向かうと、なんとK夫妻とYクンがお見送りに来てくれていました。ありがとう〜!(秋田写真→こちら

 10/2の旭川から始まったツアーも、この日の仙台でいよいよ最終日(10/13)。今回の仙台は、ライヴハウスではなく、島村楽器仙台長町店のスタジオ内でのライヴ&トークです。ちょうど発売になったばかりのレッスンCD『フィンガーピッキング・ギター必修テクニック』の発売記念イベントも兼ねての開催です。釧路のときもそうでしたが、スタジオ内開催にもかかわらずアンコールまでいただき、ツアーの最後を気持ちよく締めくくることが出来ました。多くの方に新刊も買っていただき、本当に感謝です! 終了後、地元でギター製作をされている若いルシアーの南部さんに自作の“tupli Guitar”を弾かせてもらいました。よく鳴る素敵なギターでした。今後も頑張って製作していってください。なお、島村楽器さんでは、10月後半〜11月後半にかけて他のお店でもライヴ&トークを開催予定ですので、お近くの方は是非どうぞ!(仙台写真→こちら

 全国を回ってライヴを開催し、多くの方々とお会いできることは私にとって最高の喜びであり、楽しみでもあります(もちろん仕事でもありますが…)。今後もいろんなところにおじゃましますので、皆さん応援のほど、どうぞよろしくお願いします!」

(平成20年10月15日)


<ツアー途中経過:北海道編>
“欧米ツアー凱旋”ソロライヴ・ツアー第二弾も、今のところ順調に進んでいます。ギター4本と機材を担いで一人で移動していますが、G馬場さん譲りのパワーとスタミナはまだまだ健在のようです。昨日(10/9)は、北海道の南小樽から電車を乗り継いで本州に入り、本日開催の八戸ライヴの開催地、本八戸までやってまいりました。なんとトータルで約8時間(!)も掛かりました。。。

 北海道では5回のライヴを行いました。ご来場の皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございました。まず初日(10/2)の旭川は、これまで2度お世話になったアーリータイムズ。アコースティックやフォーク系の有名ミュージシャンが旭川でライヴをやるときには、必ずと言っていいほど使うライヴハウスです。2回のアンコールをいただくなど、皆さんに温かく迎えてもらい、打ち上げでも遅くまで楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 翌日(10/3)は、次の開催地、鶴居村ヒッコリーウィンドに前ノリするために、旭川から釧路まで電車を乗り換えて、約5時間半の移動。広い北海道を移動するにはやはり時間が掛かりますね〜。さらに釧路駅からは、ヒッコリーウィンドの安藤さんの車で鶴居村へ到着。

 前ノリさせてもらったおかげで、ライヴの日(10/4)も午前中からたっぷり時間があって、なんとこの日生まれて初めてカヌーに乗せてもらいました。泳ぎが苦手な私は、どうしても転覆したときのことを考えてしまうんですが、安藤さんは波のない静かな沼にカヌーを出してくれました。鳥のさえずりと微かな風の音しか聞こえない、本当の自然を満喫することができました。さらに、特別天然記念物の野鳥“くまげら”を見ることができたんです。これって、愛好家の間でも滅多に見られないらしいのですが、華麗に飛ぶ姿や木に留まる姿を高精度の双眼鏡ではっきりと観察することができました。でも、私みたいな者がそんな貴重な野鳥に遭遇してしまうのって、ギター初心者がいきなりマーティンD-45を弾くみたいなもんですよね。。。

 さて、そんな感じですっかりくつろいでしまったのですが、ライヴはこの日がツアーのまだ2回目。一昨年のヒッコリーウィンド・ライヴ同様、アットホームな雰囲気の中、楽しくステージを務めることができました。安藤さんとのセッションも楽しかったです。皆さん、ありがとうございました。

 翌日(10/5)は、島村楽器釧路イオン店でのライヴ&トーク。前日のライヴにもご来場してくださった自然写真家の上村知弘さん夫妻が、鶴居村からイオンまで車で送ってくれたので助かりました。この日のライヴは店内スタジオでの開催にもかかわらず、アンコールまでいただきました。ギタリスト冥利に尽きます。遠くから来てくださった方もいらして、本当に感謝です。ライヴ終了後、電車で次の開催地、札幌まで4時間の移動。

 札幌ライヴ(10/6)は、はぐねっとのSさんに紹介していただいたジャムジカで開催。初めての会場です。噂通りオシャレで落ち着いた雰囲気のレストランでした。料理も美味しいと定評のお店で、私もナポリタンを美味しくいただきました(Mさん、ご馳走様でした!)。ムード溢れる店内で、私も気持ちよく演奏することができました。Tさん、ホテルまで車で送ってくれて、ありがとうございました!

 10/7はオフでしたが、12月来日のウッディ・マンと入国ビザの件でメールのやりとりをしたり、いろいろ雑務に追われた一日でした。夜ははぐねっとのSさん、Y子さん、キクヤのMさん達と“飲み”。寿司屋→餃子屋→ラーメン屋と怒濤のはしご、痛風の身であることもすっかり忘れ大暴れしたのでした。どうもお騒がせしました。。。

 翌日(10/8)は小樽へ電車で移動。小樽運河でのストリート・パフォーマンス帰りの盟友、浜田隆史クンが南小樽駅で出迎えてくれました。ちょうど昼時でお腹が空いていたため、浜田宅に荷物を置いて、早速、彼の行き付けハレルヤ食堂へ出かけました。サンマが大好物の私は、サンマ定食を頼んだのですが、なんと二尾も付いてきて大感激! さすが小樽! さらにサービスで生玉子やトマトまで出してもらって、ありがたや、ありがたや。浜田クンがいかにそのお店に貢献しているかが分かります。

 小樽ライヴはもちろん一匹長屋、2年ぶり4度目の登場です。この日がこのツアーでの北海道ラスト・ライヴです。一匹長屋のライヴは、いつも来てくださるお客様も多数いて、とても気持ちよく演奏できました。浜田クンとのセッションも盛り上がりました。ご来場の皆さん、マスターの下村さん、本当にありがとうございました。ライヴ後は、浜田クンと神仏温泉(銭湯)に行って、旅の疲れを癒したのでした。

 さて、今日からは、この“欧米ツアー凱旋”ソロライヴ・ツアー第二弾の本州編です。八戸(10/10)、村上(10/11)、秋田(10/12)、仙台(10/13)と回りますよ〜。お近くの方は、是非ご来場ください。お会いできるのを楽しみにしています(ツアーの詳細はこちらで)」

(平成20年10月10日)


第一次“欧米ツアー凱旋”ツアーから無事戻りました。50の大台に乗ってしまった私ですが、4本のギターを運んでのライヴと連日連夜の打ち上げをエンジョイしてきました。“馬場さん魂”のパワー(と胃袋)はまだまだ健在のようです。ライヴにご来場の皆さま、関係者の皆さま、本当にお世話になりました。

 三島“afterBeat”(9/18)は初めての会場でしたが、皆さんに温かく迎えていただいて、盛り上がったライヴとなりました。モリダイラ・フィンガーピッキング・コンテスト優勝のたかいのもへじさん、大変お世話になりました。セッションもとても気持ちよくできましたよ! さすがチャンピオンですね〜。afterBeatの担々麺、期待以上の美味しさ(&辛さ)でした。次回はもう1ランク上の辛さに挑戦します!

 名古屋“Slow Blues”ライヴ(9/19)も、台風とぶつかったにもかかわらず、大勢の方にご来場いただき盛り上げていただき本当に感謝しています。Slow Bluesさん、10周年おめでとうございます! ToneWoodの日比さん、車出してくれて助かりました。さすがにあの雨の中、ギター4本持ってウロウロするのはちょっと不可能です。。。

 名古屋の翌日は、乗換なしの特急しらさぎに乗って金沢まで移動。荷物が多い私は、(席の後ろに荷物が置けるので)いつも進行方向の一番後ろの席を確保しているんですが、実はこの電車、米原駅で進行方向が反対になったのです。で、席もくるりと回されてしまい、私の席が一番前になり、荷物が置けなくなってしまいました。しかもこの駅からお客さんが急にたくさん乗ってきて満席になり、網棚にも載せることができず・・・結局、車両と車両の間に4本のギターをはじめとする荷物を置いて、停車駅のたびに開かないドアの側にそれらを移動させていました。やれやれ。。。

 金沢ライヴ(9/20)は、ミューズインさんの主催で、今年オープンした純喫茶“青葉館”で開催されました。アコースティック・ギターがマッチする素敵なお店で、昨年のインストア・ライヴとはまた異なる素敵な雰囲気でライヴを行うことができました。打ち上げでも楽しい時間を過ごしました。ミューズイン店長島崎さんの娘さんがあまりにかわいらしくてビックリ! 間違いなく美人のお母さん似ですね。あ、島崎さん、すんません。。。(笑)

 金沢の翌日は、昨年に続いて長岡“バリエテ2”(9/21)でのライヴ。今回も、稲川さんあぽろん長岡店の皆さんにお世話になりました。オープニングの千代田クンや稲川さんの演奏も楽しませてもらいました。私も、至近距離からの皆さんの心地いい(?)視線を浴び、後半からは芋焼酎を一杯やりながらリラックスしてステージを進めることが出来ました。雨の中ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。打ち上げが盛り上がったことは言うまでもありません。

 第一次“欧米ツアー凱旋”ツアーの最後の地は長野。昨年に続いて“美鈴楽器”さんの主催で、今回はライヴ(9/22)&ワークショップ(9/23)とツーデイズでの開催でした。ライヴは今回も多くのお客様にご来場いただき、本当にありがとうございました。二日目のワークショップは、参加者がギターを持参してのレッスン形式でしたが、皆さん熱心にレッスンを受けてくれました。学んでいただいた内容は、絶対マスターできる内容ですので、時間をかけてじっくりと取り組んでください(このツアー途中参戦のウチの女房が撮った写真→こちら)。美鈴楽器さん、本当にお世話になりました!

 10月上旬は、北海道・東北を中心とした第二次“欧米ツアー凱旋”ツアーです。旭川(10/2)を皮切りに、鶴居村(10/4)、釧路(10/5)、札幌(10/6)、小樽(10/8)、八戸(10/10)、村上(10/11)、秋田(10/12)、仙台(10/13)と回ります。お近くの方は、是非ご来場ください。ツアーの詳細はこちらで」

(平成20年9月24日)


「このところ、『フィンガーピッキング・ギター必修テクニック』という新作の教則CD(レッスンCD3枚付き)の製作で、ちょっとバタバタしていました。“親指が決め手! ギャロッピング・スタイル”という副題が付いているように、親指の独立にスポットを当てたレッスンもので、ロングセラー『フィンガーピッキング・ブルース・ギター』に続く教則CD第2弾です。練習曲も盛りだくさん! 10/10発売です。皆さんどうぞよろしく!

 でもその製作の間を縫って、熱いライヴがふたつありました。ひとつは大阪のフィンガーピッカー天満俊秀クンが主催してくれた、吹田“Sann Cafe”での『50の大台突入!バースデー・ライヴ』。ご来場いただいた満員のお客様、Sann Cafeのママさん、art pointの皆さんで、こんな私のバースデーを祝ってくれて本当に嬉しかったです。打ち上げが盛り上がったのは言うまでもありません。皆さん、ありがとうございました!

 もうひとつのライヴは、TABギタースクールの下の階に出来たライヴハウス“36°5”での“欧米ツアー凱旋”ソロライヴ。TABがある3階から2階へと、ギターや機材の運びがあまりに便利なライヴでした。これまた大勢の方に来ていただいて、本当に感謝感激です。なんと、たまたま来日していたステファン・グロスマンの友人まで駆け付けてくれて、国際色も豊かなライヴでした。オープニングを務めてくれた牛尾さん、お疲れさんでした! オーナーのノブさんとウウミちゃん、大変お世話になりました。ありがとう!

 ちなみにこのライヴは、“欧米ツアー凱旋”ツアーの初日で、今日から三島(9/18)、名古屋(9/19)、金沢(9/20)、長岡(9/21)、長野(9/22、23)と続きます。さらに、10月に入ってからは、北海道・東北ツアーも続きますよ〜。50の大台を迎え、ますます体力低下の一途をたどる私ですが、気合い入れて4本のギターを運びますので、お近くの方は是非ライヴへ足を運んでください! 皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。お待ちしていますよ〜! ライヴの詳細はこちらで」

(平成20年9月18日)


「TABギタースクールに通っている生徒さんには、様々な方がいらっしゃいます。みんなアコースティック・ギターに深い思い入れを持って、音楽を本当に楽しんでくれています。その中の一人に、ブルース好きのHさん(女性)がいらっしゃいます。HさんはTABギタースクールに通うようになってまだ2年で、しかも入ったときは全くの初心者でしたが、今ではゲイリー・デイヴィス、スキップ・ジェイムス、タンパ・レッドなどにトライする立派なブルース・ウーマンです。しかも、ナショナル・ギター社にも特注でリゾネーター・ギターを作ってもらうほどの熱の入りようです。そのHさんが、今年の6月にアメリカ南部を旅しました。ちょうど私が欧米ツアーから帰ってくるのと入れ違いのタイミングでした。

 理解ある優しい旦那さんと一緒に行ったとはいえ、南部、しかもカントリー・ブルースの風情の残った場所に日本人が行くということは、やはり勇気のいることです。昔、ラルフ・マッチョ主演の『クロスロード』という映画で、彼が扮する白人のギター少年ユジーンが、黒人ばかりが集まるジュークジョイント(安酒場で、今でいうライヴハウスみたいなところ)に入っていったときに、“白人の坊やが何しに来たぁ”って感じで睨まれるシーンが思わず頭に浮かびました。

 しかし、Hさんは、クラークスデイルベントニアアヴァロンジャクソン…といったカントリー・ブルース・ファンが聞いたら涙するようなミシシッピーの名所の数々を訪ね歩き、現地の黒人コミュニティーの人々と交流を持ち、非常に有意義な時間を過ごしてきたとのことです。なんと地元のブルース・ラジオにも出て、ギターまで弾いちゃったというから凄い! さらに、ロバート・ジョンソンとも交流のあったハニーボーイ・エドワーズにもご対面してきて、TABスライド・バー“Giant Bone Bar”をプレゼントしてきたというから、もう〜凄すぎ! そんな彼女から、旅の写真をいろいろ見せてもらっていたのですが、これは是非このページを見てくれている皆さんにもお見せしたいと思い、その中の何点かアップしました(→こちら)。ヤズー・レコードのジャケットに出てくるような光景に感動せずにいられませんよ!」

(平成20年8月31日)


「駒込メアンドロスで開催された“HookUp presents アミスター・ブルース・ライヴ”へのたくさんのご来場、どうもありがとうございました! 皆さまのおかげで私もとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。HookuUpの伊原社長には大変お世話になりました。ブルース・セッションも大変好評でしたよ!

 さて、50の大台がにじりにじりと忍び寄ってきている私ですが、次はいよいよ“50の大台突入”バースデー・ライヴと銘打ったライヴが、天満俊秀クンが主宰するart pointの企画で、9/6(土)大阪Sann Cafeで開催されます。もうバースデーを祝う歳でもないのに、天満クンありがとね! 思えば18才で上京し大学に入学したものの、将来の目標が見つからず、俗にいう“五月病”状態に陥っていたときに始めたアコースティック・ギター。そんな中ステファン・グロスマン師匠のLPと出会ってからハマったカントリー・ブルース、ラグタイム、フィンガーピッキング・ギター! “もうこれしかない!”と夢中で取り組んできて、あっという間に今日まで来てしまいました。

 ギターを始めた当時は、今みたいに情報や教材もなく、必死でいろんなLPを探しコピーして覚えていくといった毎日でした。普通のレコード屋さんにはなかなかその手のものは売ってないので、最終的には海外から直接レコードやカセット・テープを取り寄せたりしました。なんせその当時は1ドルが200〜250円くらいの円安で、しかもLPなどの贅沢品と見なされる輸入品は、受け取る際に高い関税もさらに支払わなければならない時代でした。バイト代のほとんどを音楽につぎ込んで、毎日の食事はパンの耳をかじる…信じられないような生活をしていましたね(たまに食べる牛丼は超〜贅沢品でしたあ)。そんな食生活ですから、当時の私は、今の姿からは想像できないほど、スリムだったんですよ。本邦初公開(!)の若き日の掘り出し写真を数点アップしました(→こちらへ)。

 時代が流れて、世の中の状況が移り変われど、思い込んだことに対する方向性にぶれることがないのが、私の自慢でもあります。ギターに対する情熱も、そんな若い頃と少しも変わっていません(ジャイアント馬場さんに対する想いも小学生のときから変わってません!)。“50歳”ということで、やや身構えてはいますが、私にとってはひとつの通過点なんです。まだまだやりたいことはいっぱいありますからね。でもひとつの区切りであることも確かです。9/6の“大台突入ライヴ”は皆さんで楽しいライヴにしたいと思います。よろしくお願いしま〜す!(詳細はライヴ&出演 情報のページで)」

(平成20年8月21日)


「8/9、8/10は、島村楽器イオン大日店イオンモールりんくう泉南店での“ライヴ&トーク”でした。ご来場の皆さま、どうもありがとうございました! どちらも大阪なのですが、あんなに離れたところにあるとは思いませんでした。大阪は広いんですねえ。“大日”というところには初めて行きました。なんとなく“全日”“新日”を連想してしまいましたが、特にプロレスとは関係のないベッドタウンでした。。。(当然か)

 大日では、しんちゃんの車にお世話になりました。助かりましたよ〜。ポパイ商店にも久しぶりに顔を出せてよかったです。いよ太さんの落語も聞けたし、ゆっこちゃんとも楽しい時間を過ごすことができたし。最初に行った中華屋さんでピッチを上げてガツガツと飲み食いしてしまったために、いつもなら最後に行く締めのラーメンを断念してしまって残念でしたが…。車で前を通った“四天王ラーメン”…このネーミングはただもんじゃなさそう、気になるなあ。。。

 さて、来週(8/18-月)は、東京駒込のメアンドロスブルース・ライヴです。アミスター・ギターの代理店、HookUpの社長さんとのセッションもありますよ〜。どうぞよろしくです。そして、来月いよいよ50の大台を迎える私ですが、9/6(土)には大阪吹田市のSann Cafe“50の大台突入”バースデー・ライヴをやらせてもらうことになっています。裏話満載の濃〜いライヴになりそうです。こっちもよろしくです〜」

(平成20年8月14日)


「ご報告が少し遅くなりましたが、“ケルティック・ギターの最高峰”トニー・マクマナスの初来日ツアー、無事終了いたしました。各会場とも多くのお客さんがご来場くださり、また関係者の方々にも大変お世話になり、感謝の気持ちで一杯です。

 もう何年も前になりますが、ダック・ベイカーから『トニー・マクマナスは素晴らしいよ』と教えられたのが、彼の音楽に接する最初のきっかけでした。ジョン・レンボーンやステファン・グロスマンも彼の音楽を絶賛していましたが、今回私自身そのプレイを目の当たりにして、彼がいかに素晴らしいギタリストであるかを本当に実感しました。あるときはフィドルのように、またある時はバグパイプのように、あるいはアイリッシュ・ハープのように、アコースティック・ギターのサウンドを何の無理もなく自由自在にコントロールする彼のパフォーマンスは、長い歴史と膨大なレパートリーを誇るケルティック・ミュージックが本当に体に染み込んでいるようでした。他にもチャールズ・ミンガス・ナンバーの独自のアレンジやボーカルも披露してくれましたし、また、私やROOTSとのセッションも楽しんでくれました。

 彼は気さくで陽気な性格ですので、一緒に旅をしていて、私もとても楽しかったです。ビール好きの彼に釣られて私も結構飲んでしまいましたが、今思うと痛風が出なくてよかったです。ビールのがぶ飲みは痛風によくないですからね。焼酎派に転向するようトニーにも教えてやらねば。。。TABギタースクールのホームページに、今回のツアーの写真ページをアップしましたので、是非ご覧ください(→こちらへ)」

(平成20年7月28日)


島村楽器小倉店イオンモール直方店での“ライヴ&トーク”にご来場の皆さま、どうもありがとうございました! また、関係者の皆さま、大変お世話になりました。4月のツアーに続いての九州でしたが、今回もとても歓迎していただいて、私も楽しくステージを進めることができました。皆さんに喜んでいただけることが、私の生き甲斐ですよ、ホント! ただ、4月に小倉に行ったときに見つけた、イイ感じの焼鳥屋に今回も行こうと思っていたのですが、風邪気味だったのでちょっとだけホテルの部屋で横になったら、そのまま寝込んでしまって行きそびれました。それだけが残念です。。。もう東京に戻っていますが、これからまた小倉へ飛んで、そのお店に飲みに行きたいくらいです。う〜無念…。

 さて、いよいよ今週7/17からトニー・マクマナスが来日してのTABプレゼンツ・ツアー(→詳細ページ)が始まります。トニーの素晴らしい音楽性、卓越した実力は、ステファン・グロスマン、ジョン・レンボーン、ダック・ベイカーらから何度も聞かされており、私もとても楽しみにしています。トニー本人も今回の初来日をとても楽しみにしており、気合い十分のようです。通常の6弦アコースティック・ギターの他に、リンダ・マンザのシタール・ギターも持参するとのことで、ますます楽しみです。

 私も今回のツアーの7/18(横浜)、7/20(名古屋)、7/21(東京)で出演します。7/17(東京)の初日には天満俊秀クンが、7/19(大阪)にはROOTSが出演することになっています。7/21は売り切れてしまいましたが、他の会場はまだ大丈夫だと思います。皆さん、是非この機会にトニーの素晴らしい音楽に触れてみてください!」

(平成20年7月14日)


「先日(6/28)マーティン・クラブ・コンサートの京都公演で、久しぶりに斎藤誠さんとライヴをやってきました。ご来場の皆さん、関係者の皆さん、本当にお世話になりました! マーティン・クラブ・コンサートは、誠さんが全国各地でゲストを招いて行われるコンサートで、私も以前に静岡、東京、大阪で出演させてもらったことがあります。今回の京都ライヴも、誠さんとのデュオやソロのステージをとても楽しく務めさせていただきました。誠さんは女性ファンが多く、会場が明るくなっていいですね(羨ましい〜、私も女性ファン増やしたい〜)。ライヴが大盛り上がりになったのは言うまでもありませんが、打ち上げもむちゃくちゃ盛り上がり、気がついたら朝の6時(!)…私は、まだてっきり夜中の3時くらいかと思っていました。スタッフの皆さんもこの時間までお付き合いくださっている…このパワーがいい音楽を生み出す原動力になっているんですね〜!」

(平成20年7月1日)


「海外ツアーから戻って仕事が山積みになっているにもかかわらず、アメリカとフランスを回った初の欧米ツアーの写真(89枚)をコメント付きで一気にまとめました!“鉄は熱いうちに打て”といいますからね。いや〜結構な大作業でした。。。皆さん、是非ご覧くださいネ(→こちら)。よし!では、溜まりに溜まった次の仕事に取りかかるとしますか。なんせ3週間も日本を留守にしていましたからね〜。でもその前にちょいと一杯いってきます」

(平成20年6月13日)


<欧米ツアー速報:その5>
「マルセイユのホテルでのインターネット接続が、使用時間に応じて別料金で契約しなければならなかった関係上、またまたご報告が遅くなりましたが、パリでのエレガントな日々に続いて、マルセイユでもとても充実した時間を過ごしました。マルセイユに到着した翌日(6/5)、“アミカル・マルセル・ダディ”主催による完全なソロ・コンサートが開催されました。ステージの上からは客席の後ろに美しい山脈が拝めるという、なんとも素晴らしいロケーションの屋外の会場で、お客様も120人ほど集まってくださいました。中にはかなり遠方から来てくれた方もいらっしゃいました。日本国内でもあまり野外の会場で演奏したことがないので、とても新鮮な気持ちでステージを進めることができ、オリジナル曲、ブルース、ラグタイム、スタンダード、日本の曲など、2部構成でたっぷり私のフィンガースタイル・ギターを聴いてもらいました。皆さん楽しんでくれたようで、うれしいことにアンコールも2回もらいましたよ! ライヴの写真を3点ほどアップしておきます。

 写真1:マルセイユでの初めてのソロ・ライヴの模様。
 写真2:使用ギターは、フランクリンと、主催者メンバーに借りた1958年製OO-18。
 写真3:CDを買ってくれた方と談笑(フランス語でじゃないですよ、英語です)。

 マルセイユでのオフも、思い出に残る素晴らしいものでした。滞在したホテルは、実際にはマルセイユから車で40分ほどのカッシという街にありましたが、部屋の前には地中海が広がるというとても開放的な環境でした。東京の事務所にいるときは、甲州街道と首都高速の騒音に一日中どっぷりと浸かりながら、立ち食いそば屋とドトール・コーヒーを行き来している私には、信じがたいような空間でした。オフの写真とマルセイユでの最終日(6/7)に開催されたワークショップの写真を何点かアップしておきます。“アミカル・マルセル・ダディ”の皆さんには大変お世話になりました。

 写真4:ホテル部屋のベランダで、地中海を眺めながらギターを弾く。
 写真5:マルセイユはブイヤベースで有名。いや〜最高でした!
 写真6:カッシの港にて。牛丼屋がなくてちょっと困っている様子(?)。
 写真7:主催者メンバーのひとり、オリビエさんのボートで地中海へ繰り出す。
 写真8:熱心なギター・ファン向けに開催されたワークショップの模様。

 これでアメリカ、フランスでのライヴ・ツアーも無事終了し、いよいよ日本へ帰る日が近づいてきましたが、実はパリの空港からいったんニューヨークへ飛んでステファン・グロスマン宅に一泊し、それから日本行きの便に乗り継ぐことになっています。日本に帰ったら色んな仕事が山積みに溜まっていて、ちょっと気が重いのですが、やはり日本が恋しくなってきました。地鶏でちょいと一杯やりたい〜! それから、アメリカ、フランスともにまだまだたくさんの写真を撮りましたので、日本に戻って一段落したら、ホームページにてまとめたいと思います。楽しみにしていてください。では!」

(平成20年6月9日)


<欧米ツアー速報:その4>
「インターネットへの接続がうまくいかなかったために、ご報告が遅くなりましたが、こちらの時間の6/1に、花の都パリに無事到着しました。フランス人ギタリスト、ミッシェル・オーモンさん宅にお世話になり、エキサイティングなパリでの数日を過ごしました。“フランスにやって来た”という証拠写真をアップしておきます。初めてのフランスでかなり舞い上がっている様子がうかがえると思います。。。

 写真1:凱旋門の前で記念撮影。こりゃもう典型的な旅行者ですな。
 写真2:世紀のミスマッチ。ルイヴィトン本店前での記念写真。
 写真3ピエール・ベンスーザンと再会。昼飯をおごってもらう。

 昨日(6/3)の夜、ミッシェルさんがホストを務めるマンスリー・ライヴがあり、私も出演しました。会場はパリ市内にある“L'Archipel”というシアター風の素敵なライヴハウスで、100人を超えるお客さんがご来場くださいました。アコースティック・ギター・ファンにはよく知られているジョン・フェリックス・ララーニをはじめとする凄腕のギタリストが何人も出演する中、日本からのスペシャル・ゲストとして紹介してくれ、記念すべきフランス初演奏が無事終了しました。外国の人からエキゾチックだなんて言われたのは初めてです! ライヴ当日の写真も何点か上げておきます。

 写真4:ライヴ前にミッシェルさんとカフェにてちょっと一杯。
 写真5:ライヴのチラシ。スペルがちょっと間違ってますが、私の名前が赤字で。
 写真6:記念すべき、パリでのソロでの初演奏。
 写真7:出演者全員でのセッションの模様。一番左がララーニさん。

 では、今日はこれからマルセイユに向けて出発です! マルセイユでは、ソロ・ライヴとクリニックを行う予定になっています」

(平成20年6月4日)


<欧米ツアー速報:その3>
「オフ最終日の5/29、行きました! 牛丼の吉野家ニューヨーク店!(証拠写真)私が食べたのは、牛肉とチキンのコンボ丼。久しぶりに吉牛の味を堪能できて大満足でした! チキンの方の味はいかにも向こうの人が好きそうな照り焼きソースがかかっているもので、味にうるさい私にはちょっとイマイチだったかな。この日は、ウッディ・マンとも再会でき、楽しい一日を過ごしました。かつてのニューヨーク・プロレス・シーンのヒーローだったブルーノ・サンマルチノとヘイスタック・カルホーンを覚えているというウッディとの記念写真(こちら)。ウッディが手にしているのはジャイアント馬場さんのプロマイドで、なぜか私のサインが入っています(笑)。私が着ているのはもちろん馬場さんTシャツ。これを着て、ニューヨークの街を胸を張って歩きました!

 5/30は、いよいよアメリカ・ツアー最終日。ブルックリンにある“Good Coffeehouse Music Parlor”でのライヴです。今回のツアーもここの主宰者イアン・ザック氏が『是非ユーのライヴを企画したい』と声をかけてくれたことから実現したのでした。この会場は、なんと伝説のブルースマン、レヴァランド・ゲイリー・デイヴィスもよく演奏していたという由緒ある会場です。満員のお客さんの中、なんとデイヴ・レイブマンが最前列、しかも私の目の前に陣どっているではありませんか! 一瞬あちゃ〜と思いましたが、『こんなことで怖じ気づいていてはいかん』と“ラグタイム・レジェンド”の目前で『Maple Leaf Rag』を弾いたのでした。客席には他にも、ウッディ・マンダニー・カルブらも来てくれていました。ご来場の皆さんは、ソロ、ステファンとのデュエットともに、盛大な温かい拍手と歓声を送ってくれ、ギタリスト冥利に尽きるアメリカ最終ライヴを無事終えることができたのでした。

 写真1:開演を待つ満員の客席
 写真2:ライヴの私のソロ(私の前にデイヴ・レイブマンが!)
 写真3:ステファンとのデュオ

 さて今日の夜にパリへ向けて出発です。気持ちを新たに頑張ってきます!」

(平成20年6月1日)


<欧米ツアー速報:その2>
「こちらは今5/29の朝です。明日(5/30)が、ブルックリンのライヴハウスでのアメリカ最終ライヴですが、オフの間も楽しいことが色々ありました。まず、この前の語録でも書きましたが、5/26にはステファン宅に友人らが多数集まって賑やかなホームパーティが開かれました。エル・マクミーンをはじめとするギタリストはギター持参でしたので、各自のレパートリーを披露したり、セッションしたり、楽しい時間を過ごしました(→写真)。

 5/27には、マーティンの工場をステファンと訪れました。5/25のライヴにも来てくれたマーティンのアーティスト・リレーション代表ディック・ボーグ氏がいろいろと案内してくれました。ステファンはマーティンからシグニチャー・モデルを出していますし、私もディックさんには以前マーティン・クラブ・コンサートに出演した際にお会いしているので、和気藹々とした素敵な時間を過ごすことが出来ました(→写真)。試奏室で色々弾かせてもらいましたが、MC-DSMは本当に素晴らしいギターだったなあ。。。

 また、なんとこの日パット・ドノヒューのシグニチャー・モデルが完成したばかりで、そのギターも見せてもらいました。ディックがパットに電話してくれて、久しぶりに声を聞けて嬉しかったです。パットは相変わらず吉野家の牛丼にはまっているようで、私にもこっちで是非行けとニューヨーク店の住所を教えてくれました。

 5/28にもエキサイティングな出来事がありました。この日はまず昼間に、ラグタイム・ギター・ファンには伝説になっているデイヴ・レイブマンに会うことが出来ました(→写真)。ブルックリンにある図書館が主催した文化行事でのラグタイム・ギター・コンサートが昼間に開催されたのでした。私がギターを始めた19才の時から憧れだったデイヴ・レイブマンが、目の前で演奏している…これは、私の人生の中でもかなり大きい出来事です!(浜田クンが羨ましがるだろうなあ〜)また、この日の夜にはマンハッタンにあるB.B.KINGカフェで活動を再開したデヴィッド・ブロムバーグのコンサートにも行き、エキサイティングな時間を過ごしたのでした(→写真)。

 今日はこれから、ニューヨークに出かけてウッディ・マンに会うことになっています。吉野家にも行かなきゃね! ではまた!」

(平成20年5月30日)


<欧米ツアー速報:その1>
「皆さん、こんばんわ。5/21に無事アメリカに到着し、5/23から始まったステファン・グロスマンとのツアーもこれまでのところ順調に進んでいます。6月中旬に日本に戻ったら、この後回るフランスでのライヴも含めて、写真のページを編集したいと思いますが、これまでの活動を何点かの写真とともにご紹介します。

=5/23=
 記念すべき初日のライヴは“The Folk Project”の主催で、ニュージャージーのモリスタウンにある教会で開催されました。今回のアメリカ・ツアーで私が使用したギターは、持参したマホガニーのフランクリン・ジャンボ・モデルと、ステファンが所有しているクレセント・ムーンのオール・ブビンガ・ギターで、その2本を使ってステージを進めました。ステファンはもちろんマーティンのシグニチャー・モデルでした。ボトルネックのオリジナル曲『Tight Match』を弾くと“ミシシッピ出身なのか!”と掛け声がかかるなど、アメリカならでは熱い雰囲気の中、とても気持ちよく初日を飾ることが出来ました。

 写真1:ライヴ前に、会場の教会の前でステファンと記念写真
 写真2:ライヴ中の写真(ステファンとのデュオ)
 写真3:CDを買ってくれたお客さんにサインをしているところ

5/24
 ライヴ二日目の会場は、ニューヨーク州ピーモントにある“Turning Point”。リッチー・ヘヴンやケリー・ジョー・フェルプスといった有名どころのスケジュールも入っていて、雰囲気のあるいいライヴ会場でした。この日は、早い時間に3時間のクリニックがあって、その後、夜がライヴといった構成でした。クリニックはステファンが様々なテクニックを解説しながら、途中で私があれこれデモ演奏を弾かされました。みんな熱心なギター好きで、楽しんでくれたと思います。夜のライヴには、エル・マクミーンも見に来てくれたので、彼に捧げる意味で『Danny Boy』も弾きました。

 写真4:ギター・クリニックの模様
 写真5:ライヴでのソロ・ステージ
 写真6:ライヴでのステファンとのデュオ

=5/25=
 3日目のライヴ会場は、ペンシルバニア州ベスレヘムの“Godfrey Daniels”。過去の出演者には、ランブリン・ジャック・エリオット、ポール・ジェレマイア、マーチン・カーシーなど、フォーク系のビッグネームが名を連ねており、歴史を感じさせる素敵な会場でした。マーティン社のディック・ボーグ氏も来てくれました。この日はステファンのリクエストで、マイク中心の音作りでしたが、これもまた大変好評でしたよ! 私のレパートリーの中ではちょっと変わったオリジナル曲『Big Salamander』やフランスのプロモーターからのリクエストで海外ツアー向けにアレンジした日本の伝統曲『さくら』が大受けしました。もちろんステファンとのデュオはもう‘あうん’の呼吸です。

 写真7:壁に貼られた数々のライヴ告知の中に私の写真も
 写真8:ライヴでの私のソロ・ステージ
 写真9:ライヴでのステファンとのデュオ

 三日連続のライヴも無事終わり、5/30のブルックリンでのライヴまでしばらくオフですが、楽しみなスケジュールがいろいろ入っています。5/26は、ステファン・グロスマン宅に、エル・マクミーンをはじめ、友人が多数集まってのでパーティが開催されました。ギタリストはギター持参でしたので、みんなでセッションしたり楽しい時間を過ごしましたよ。

 こんな感じでこちらで元気にやっています。また時間が出来たときにご報告しますので、楽しみにしていてください。それでは、皆さんもお元気で!」

(平成20年5月28日)


「このところ何かとバタバタで、なかなかこのページを更新できませんでしたが、東京-pocotanと大阪-5th-Street(w/天満俊秀)で開催した“欧米ツアー壮行ライヴ”での皆さんの温かいご声援、誠にありがとうございました!

 さて、いよいよ海外遠征(5/21〜6/10)に出かけます! アメリカステファン・グロスマンと4会場でライヴを行い、その後フランスへ飛びます。パリでは、ミッシェル・オーモン主催のマンスリー・ライヴにゲスト出演、マルセイユでは‘Amicale Marcel Dadi’主催でソロ・ライヴとクリニックを開催します。現地のファンの方々との交流もとても楽しみです。“日本男児ここにあり!”を示してきますよ〜。お土産話を楽しみにしていてくださいネ!」

(平成20年5月20日)


九州ツアー2008(4/12〜20)から無事帰りました。今回は、宮崎・鹿児島・久留米・佐賀・諫早・福岡・小倉・天瀬・大分をオフなしで回るというタイトなスケジュールでしたが、どの会場も思い出に残るいいライヴができたと思います。ご来場くださった皆さま、関係者の皆さま、本当にありがとうございました! 心から感謝いたします!(今回は途中までカメラマンがいなくて写真が少ないのですが、ライヴの写真を何点かアップしておきます→諫早アクア大分ブリックブロック

 旅の楽しみは、やはり各地の名産とお酒です。九州は美味しいものがたくさんあり、その点でもとても充実したツアーでした(天瀬『山荘天水』さんでの打ち上げ写真→こちら)。ひとたび暴飲暴食モードに入ると、ブレーキの利かなくなる私ですが、幸い今回は痛風も出ませんでした(ホッ)。ギター何本も抱えて、足を引きずっての移動はツライですからね。。。

 ツアー最終日の翌日(4/21)は、大分ライヴでお世話になった恩塚さんと七森さんの計らいで、湯布院の温泉でゆっくりしました。自然に囲まれた環境でのんびりすることは、日頃バタバタした生活を送っている私には滅多にないことで、心の洗濯になりました。

 ところで、海外とのやりとりなどメールでの連絡が多い私は、移動中でもメールを受信できるようにと、先月からイーモバイルのデータカードを使っています。でもこれが、どこでも使えるのかなと思っていたら、意外と使えないエリアが多いんですね(湯布院をあちこち歩いてもインターネットに繋がらずに困っている私の写真→その1その2)。いざ繋ぎたいときに繋げないのなら、あまり便利じゃないかも。。。いつもたくさん目にするのに、乗りたいときには来ないタクシーみたい」

(平成20年4月24日)


「毎年恒例のモリダイラ楽器主催フィンガーピッキング・デイ、今年も無事終了しました。コンテストの部に出演された方、どうもお疲れ様でした。皆さん、あんな重圧の中で弾くんですから、たいしたもんですね〜。

 私は今回もゲストとして呼んでいただきましたが、今回はリゾネーターや12弦ギターは持っていかずにモーリス・ギター1本で演奏しました。“打田さんもいよいよ寄る年波に勝てなくなってきたんですか?”って訊かれたりしましたが、その日の朝“たまには1本のギターでやってみようかな”とふと思い付いただけなんです。ギター数台運ぶパワーはまだまだ健在ですよ。でも、ジャイアント・ボーン・バーのPRのためにスライドを1曲弾いたときに“やっぱりナショナル・リゾネーターも持ってくればよかったなあ”という思いが頭をよぎりました…。当日の写真を少しアップしました(→こちら)。この日は、打ち上げでビールばかり飲んでいたせいか、いま膝がちょっと疼きます。ひょっとして痛風の前兆? やばい、やばい、水のガブ飲みをやっておこうっと。

 さて、今週末からいよいよ九州ツアー2008です。新しいマホガニーのフランクリン・ギターも持って回ります。お近くの方は是非ご来場下さい! 皆さまにお会いできるのを楽しみにしています(スケジュールはライヴ&出演 情報のページをご覧下さい)。

 さてそのフランクリンですが、実は先月の「関西・中国地方ツアー」中に、気になるくらい大きなキズをサイド板に付けてしまいました。出来たてのほやほやのギターなだけに、これには結構落ち込んでいたんですが、先日WAVERピックアップを取り付けてもらった際に、そのキズも直してもらいました。これがまた信じられないほど完璧に直っているんですよ! ホント、ビックリしました。九州では、ぶつけたり倒したりしないように慎重に動かねば。

 それから、九州はプリン体の宝庫でもあるんで、飲食にも注意しないといけませんね。でも“分かっちゃいるけど、やめられない”んですよね。。。トホホですわ、まったく! 人間ってなんて愚かな生き物なんでしょう。って、愚かなのは私だけか。。。」

(平成20年4月8日)


「東京のバックインタウンを皮切りに、奈良・神戸・尾道・山口・広島・岡山・大阪・滋賀と回った“東京・関西・中国地方”ツアー(3/14〜23)、無事終了いたしました。10日間にわたって広く回った今年最初の長期遠征で、とても中身の濃いツアーでした。各地で受けた温かいおもてなしと熱い声援は決して忘れません。今回のツアーでデビューしたマホガニーのフランクリン・ジャンボ・モデルのサウンドも大変好評でした。ライヴ、そして打ち上げともに非常に充実したツアーでした。体重がやや増加していそうなので、これからしばらくは少しダイエットせねば(痛風は出なかったけど、尿酸値も少し上がってそう…)。

 “写真&ツアー日記”を4ページにわたってアップしましたので、ご覧になって下さい(→こちらへ)。次の長期ツアーは、これまた楽しみな九州ツアー(4/12〜20)ですが、それまでにやらにゃならないことでスケジュールがぎっしり…。7月に主催するトニー・マクマナスの入国書類の手配、DMやチラシの製作と送付の手配、雑誌の原稿関係、ツアー中休んでいたギター教室や通販関連業務、あ、モリダイラ楽器のイベントもありましたね。なんかまだ色々あったような…。う〜ん、飲む時間くらいは確保したいのですがねえ。でもまあ、アルコールを抜くのにはいい機会なのかなあ。いや、飲まなきゃやってられないかも。。。」

(平成20年3月27日)


「早いものでもう3月に突入しました。いよいよ今年最初の本格的なツアー(3/14〜23)が始まりますよ! 東京を皮切りに、奈良・神戸・尾道・山口・広島・岡山・大阪・滋賀と、関西〜中国地方をぐるりと各地を回ります。気合い十分のステージをお約束しますので、お近くの方は是非ご来場下さい!

 ところで、かれこれ14年ほど前に注文していたフランクリン・ギターが出来上がり、なんと近々届くことになりました(右は、製作中の写真)。フランクリンは、ステファン・グロスマン一押しの紹介で、かつて愛用していました。私の教則ビデオ(今はDVD)『すぐ弾けるカントリー・ブルース・ギター』や『ギター・スタイル・オブ・ロバート・ジョンソン』でも使っています。何年か前に、諸事情により泣く泣く手放すことになりましたが、とても歯切れの良い、迫力あるサウンドの素晴らしいギターでした。すごく気に入って、実は買ってすぐ後にさらにもう1本注文していたのです。ところが、その直後にルシアーのニック・クーキック氏が健康上の理由で製作をやめてしまったのでした。

 そのニックが近年製作を再開したのです。12弦のフランクリンは持っていますが、6弦とはもう縁がないだろうなと思っていただけにすごく楽しみです。3月のツアーには、ピックアップ取り付けや微調整が間に合わないかも知れません。。。でも、到着が早ければ、ひょっとしたら初日(3/14)の東京バックインタウンでは、ちろっとお披露目できるかも知れませんよ。うーん、でもまだ分かりませんので、あまり期待しないでね(ちょっと珍しいマホガニーのジャンボ・モデルですので楽しみです!)。

 今回のツアーの中で異色なライヴが、3/16の神戸James Blues Land。この日は、なんと歌がかなりフィーチャーされますよ(といっても、私が歌うわけではないのですが…)。塩次伸二バンドのメンバーとしても活躍する実力派ブルース・シンガーNacomiちゃん!をゲストに招いてのライヴで、本格的なカントリー・ブルース・サウンドをお届けします。

 2回目の登場となる奈良BEVERLY HILLS(3/15)広島JIMO CAFE(3/20)、初登場の尾道OYE COMO VA(3/17)山口クリエイティブ・スペース赤れんが(3/18)岡山ヤマハミュージック・サロンホール(3/21)滋賀サケデリック・スペース酒游舘(3/23)…どの会場もとても楽しみです。それから、各分野を極めた凄腕ギタリストが集まる吹田メイシアター中ホール(3/22)での“ザ・ギター・フェスティバル”も、エキサイティングなイベントになるでしょう。各会場で皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。お待ちしていま〜す!(ライヴの詳細は、ライヴ&出演 情報のページで)」

(平成20年3月4日)


「2/17に開催されましたCar-Den主催バレンタイン・コンサートへのたくさんのご来場、ありがとうございました。Car-Denは、カーオーディオのショールーム&ギャラリー&カフェで話題のお店ですが、愛知池に面したそのロケーションが実に素晴らしかったです。ライヴ会場も広々とした優雅な空間で、いつも演奏している“ライヴハウス”とは違った落ち着いた雰囲気を感じさせてくれました。スタッフの皆さん、本当にお世話になりました(ライヴの写真→こちらへ)。

 この日、私は新しい機材をひとつデビューさせました(機材という言葉が当たっているかどうかは分かりませんが)。それはケーブルです。近日商品としても発売になる予定ですが、なんと1本4万円ほどするJ & A社製の高級ケーブルなのです。ケーブルは今まであまり目が行かなかった部分ですが、ピックアップを使う以上、いかにいいギターといいピックアップを使っても、その信号が伝達する過程で劣化してしまっては元も子もありませんよね。このケーブル、さすがに音が違います。今後のツアーでも持って回りますので、そのサウンドにもご期待ください。

 それから、この日はゲストの天満俊秀クンも新しいギターをデビューさせました。私がいつも使っているクレセント・ムーン(オール・スプルース)の兄弟格のオール・スプルース・ギターです。私のは、トーンウッド主宰の日比伸也さんの製作で、天満クンのは同工房の林公徳さんの手によるものです。今まで彼が使っていたステファン・ソベル・ギターとはカラーの違うサウンドが新鮮でした。ギターの音色や特性は、演奏する曲やプレイにも非常に強い影響を与えます。今後、天満クンも私みたいに持って回るギターの本数が増えるのでしょう。今度ギター何本かを同時に運ぶ方法を伝授してやらなきゃ。あ、でも、彼は車の運転できるから問題ないか。。。

 さて、“バレンタイン”コンサートが無事終わって、今度は“ホワイト・デー”コンサートです。3/14(金)曙橋のバックインタウンで開催しますよ。女性のお客様にはプレゼント付きです。前売りチケットも少なくなってきています(TABネットショップでのお申し込み→こちら)。皆さまのご来場、お待ちしていますよ。もちろん男性のお客様もね!」

(平成20年2月19日)


TABギタースクール生徒さんの発表会が2/11に開催されました。会場は、昨年10月にステファン・グロスマンのワークショップを開催したAspia Hall。毎年年末に開いていたこの発表会ですが、スケジュールの都合で今回は2月になりましたが、今回もとても意義深い、大変盛り上がったイベントとなりました。初めて人前で演奏を披露する方から、自分でライヴをやっているベテランの方まで、多彩な出演者の方々が普段の練習の成果を存分に披露してくれました。出演者だけでなく、観に来てくださった方も楽しんでくれたことと思います(発表会の一場面→こちら)。もちろん終了後の打ち上げが盛り上がったのも言うまでもありません。私も痛風の身であることも忘れ、二次会まで飲んだくれ、楽しい時間を過ごすことが出来ました。皆さん、お疲れ様でした!」

(平成20年2月13日)


「事務所上階の在庫置き場(兼、書斎)の引っ越しは、先月末に無事すべて終わりました。やれやれです。。。12畳の部屋にあったものを、2畳ほどのトランクルームと3階の事務所内の空いている所に移動させたのですが、すべてのモノを運ぶのはどう考えても物理的に不可能で、かなり捨てましたねえ。ロフトベッド、ソファー、棚、机、椅子、冷蔵庫、ビデオデッキ、膨大な数の雑誌、ビデオ・テープ、カセット・テープ、フロッピー、過去に書いた手書きの原稿などなど…、なかには捨てるのに決心のいるものもありましたが、相当な量を思い切って捨てちゃいました(でも、捨てたものに限って、あとで必要になったりして、後悔するんですよね。。。)。

 一番大変だったのは、最後の掃除でした。普段、掃除や整理整頓が苦手な私には、心身共にかなりハードな作業でした。いつも女房まかせ(およそ7年間、私は掃除しなかった!)でしたが、このときばかりはやってくれませんでした(トホホ…)。返すときは綺麗にして返さないと敷金も戻ってこなかったりするので、床、流し、ユニットバスなど、それはそれは気合いを入れて掃除しましたよ! トイレなんかピッカピッカのツルッツルになりました。終わったあと、こんな綺麗な部屋だったのかと自分でも感動しましたよ、ホントに。実際に自分が寝泊まりして使っているときは汚れていて、出て行くときに綺麗にする…というのも、なんか複雑な心境でしたが。。。」

(平成20年2月7日)


「現在、事務所の上階の書斎兼在庫置き場の引っ越し中です。在庫の主な移動先は、近所に借りた小さなトランクルーム。でも、この引っ越し…なかなか大変なんです。というのもTABのビルにはエレベーターがないんです! TABが3階…。ということは、上階は4階ということになりますね。4階から1階まで、段ボールを抱えて階段を下り、そしてそれを台車に載せて近所のビルまで運ぶ作業の繰り返し、はたして何往復したことやら。かつて柔道部で鍛えた足腰にも衰えがきていて、このような肉体労働はかなりしんどくなってきています。それに、運んでいる途中にぶつけたのか、右膝に痛みが。昨日は、痛みで曲がらない右膝をいたわりながら、本を100冊(!)ほど一度に抱えて一段ずつ階段を下りていました。

 でもちょっと待てよ?“右膝をぶつけた”ような気はするものの、はっきりどこでぶつけたかは思い出せません。うっ、ひょっとして…痛風再発? このところ暴飲暴食してないし、ここ10ヶ月ほど発作も出ていないのにぃ! いやいや、そんなはずはありません。どこかでぶつけたに決まっています。……でも、とにかく水をがぶ飲みしておこっと」

(平成20年1月16日)


「皆さま、新年明けましておめでとうございます。お正月休みはいかが過ごされましたか? 私は、在庫置き場として借りていた事務所の上階の部屋を近々引っ越しするため、荷物の片付けやら整理やらでバタバタしていて、世の中の年末年始の風情すら味わうゆとりがありませんでした。今年も色々スケジュールが詰まっていて忙しくなりそうですが、頑張って邁進していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

 皆さんご存じのように、私はジャイアント馬場さんファンであることからか、昔から忍耐強いことでよく褒められました。馬場さんは本当に忍耐強かったですよ。リング上では、ディック・ザ・ブルーザー、フリッツ・フォン・エリック、ザ・シークら悪役レスラーのラフ・ファイトで、血だるまにされるまで耐えに耐えてから一気に怒りを爆発させて反撃したものでした。また、リング外でも、生き方や性格の全く異なるライバル、アントニオ猪木の盛んな挑発にも、自分のスタイルを変えず“プロレスの王道”を突き進んだものです。その影響か、耐えることは、私の中で一種の美徳にもなってしまいました。金欠にも耐えられているのはそのおかげかも知れませんね(痛風の痛みにも…)。

 でも、“耐える”→“我慢する”→“言いたいことを言わない”という風になってしまうと、ちょっと違いますね。気配りや気遣いは忘れてはいけないけれど、今年からは自分の個人的意見ももっと主張しても良いんじゃないかなと思いました。というわけで、今回の語録はあるギタリストの雑誌インタビューを読んで、私がストレートに感じたことを書きたいと思います。

(新年早々長文になりますが、お許し下さいね。)
 昨日たまたま発売されたばかりのある音楽誌に、メジャーで活躍する某人気ギタリストのインタビューが掲載されていて、“彼も頑張ってるよな。どりゃどりゃどんなインタビューなんやろ”と目を通してみました。その中で、彼の以前のインタビューで『ラグタイムやブルースのようなアコースティック・ギターの定番スタイルには逃げたくない』と語ったことや、『僕らよりも先輩のギタリストだと、ブルースやラグタイムは定番中の定番曲』といった内容が掲載されていました。彼の活躍ぶりはよく雑誌で拝見するものの、普段は東京スポーツと週刊プロレスくらいしか真剣に読まない私は、以前そういった発言が掲載されたことも知りませんでした。しかし今回のこのインタビューを読んで少し引っかかる部分もあり、その記事を読まれた方が“ブルース&ラグタイム”という分野に誤解を受けないよう、あえて長文にて誠実に彼と違う私の考えをここに記したいと思います。

 “逃げる”という表現もどうかと思いますが、そもそも“ブルースやラグタイム”って、アコースティック・ギターの世界で“定番”と言われるほどポピュラーだったことって、これまでにあったのだろうか?。。。“ブルースやラグタイム”と一言で言っても、実は様々なスタイルやサウンドが存在し、なかなかその全貌に迫ることは容易ではありません。ルーツ・ミュージック好きの私ですら、未だに探求しきれないそれは深い深い世界です。私も今年で50歳になりますが、これまでの活動の中でブルースやラグタイムが、アコースティック・ギターの世界で“定番”と感じたことは一度もなく、エレクトリック・ブルースやロックの世界ならまだしも、アコースティック界ではむしろ“アングラ”のレッテルを貼られていると感じていたくらいです。そもそも、ブルースとラグタイムは元々は直接的な関連のない音楽で、そのふたつを一緒にして語るときは特定のフィンガーピッキングを指すときです。ラグタイム・ピアノのアイディアを取り入れた戦前カントリー・ブルースマンのスタイルということになり、これって決して“定番”と呼べるジャンルではありませんよね。

 いずれにしても、某ギタリストがインタビューで語った“ブルースやラグタイム”という言葉が、音楽としてのブルースやラグタイムではなく、“タッピング奏法を用いない、ノーマルなフィンガーピッキング”を指すのであれば、“ブルースやラグタイムが定番だった”という発言はちょっと無謀な表現だと思います。“ノーマルに指で弾く=フィンガーピッキング”とするならば、それこそ多種多様なギター・スタイルが古くから存在するのです。クラシック、フラメンコ、ボサノバ、ジャズ…こういったスタイルの方がよっぽど定番ですからね。こういった誤解は、彼に責任があるわけではなく、音楽としての“ブルース”と“ラグタイム”にあまり思い入れがなく、それでいて少しそれっぽいスタイルをかじった一部のギタリストやライター達によって、“アコースティック・ギターのインスト=ブルース&ラグタイム”といった風に、昔から安易に用いられてきたからでしょう。

 私は二十歳の頃、師匠ステファン・グロスマン氏との出会いをきっかけに、カントリー・ブルースが大好きになりました。その頃は今みたいに情報化社会でなく、それこそ都内を駈けずり回って、ブルースマンのLPを必死で探したものです。ブルースマンは基本的にシンガーであり、私にはとてもじゃないが彼らのようなディープな歌は歌えないと思えました。でも、歌は無理だとしても、ギターだけならマネできるんじゃないかとLPから必死でコピーしました。ギタリストとして活動している今日でも、まだまだ納得いかない部分もあるほど、奥の深いギター・スタイルだなとつくづく実感しています。ブルース界におけるラグの達人とされるブラインド・ブレイクの超絶ワザの“スタンブリング・ベース”はもとより、そのスタイルの基本とされるオルタネイティング・ベースですら、2・4拍目での複弦に渡るブラッシングとミュートのバランスなど、今でも日夜研究対象になっています(単にベースを交互に弾くだけでは、ブルース・ピッキングではないのです)。まして、歌わないでギターだけで(すなわちギター・インストとして)弾くのなら、バリエーションや発展的なアイディアなど、さらにプラスアルファが必要になってくるので、今後もまだまだ試行錯誤していきたいと思っています。

 ラグタイム・ギターの中でも“クラシック・ラグ”と呼ばれるものは、ブルースマンとは異なるより新しいアプローチで、1900年代初頭のラグタイム・ピアノ(やマーチ)の曲をギター1本に置き換えてアレンジする完全なインスト音楽です。私はこの分野にもどっぷりはまり、スコット・ジョップリンやジョセフ・ラムのピアノ曲をギターに置き換えるべく、ピアノ譜とにらめっこしながら、一杯のコーヒーで喫茶店に何時間も籠城したことも多々ありました。このクラシック・ラグとて、パイオニアとされるデイヴ・レイブマンは、最近でこそようやくDVDで映像を見れるようになりましたが、本業がギタリストでないこともあり、一般の方には名前はおろかその活動すら知る由もなかったと思います。日本では友人の浜田隆史クンが、そんなレイブマンやステファンの影響力のおかげで古くからラグタイムにとりつかれて、その道一筋に活動していますが、その実力に見合った正当な知名度を得ていないようにも思います。TABギタースクール・レーベルから1999年にCD『クライマックス・ラグ』をリリースしたのも、そんな彼をより多くの方に知っていただきたかったからです。レイブマンも浜田クンもその音楽に対する情熱は半端じゃありません。

 私は、ギターを必死になって練習していた若い頃、こういったブルース・ギターやラグタイムの世界は本当に楽しい分野だと実感したのですが、当時はなかなか同じ志向の仲間には出会う機会がありませんでした。ましてプロになりたいと思っても、そのスタイルだけで活動しているプロのギタリストって、日本にはたして何人いるのだろうかと不安にもなりました。少しでも多くの方にこの楽しみを知ってもらいたいという気持ちと、こういったスタイルをなんとか日本でも定着させ自分も活動していきたいという気持ちが、私が長い間、雑誌での原稿や教則本を書いてきた活動に繋がっているのです。一世を風靡するとか、流行するとかいったこととは無縁な“フィンガーピッキング・ブルース&ラグタイム・ギター”ですが、本当の意味での“定番”にすべく、地味ながら今後も布教活動を続けていきたいと思います。新年第一の私の主張でした(中年の主張?)」

(平成20年1月5日)


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