十紀夫語録

打田十紀夫オフィシャル・ブログ

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ジャイアント馬場さんの命日

1/31はジャイアント馬場さんの命日でした。没年が1999年ですから、亡くなられてから早くも13年の月日が流れたことになります。馬場さんが亡くなってからというもの、プロレス界だけでなく、社会も、世界情勢も、そしてギター界もいろんなことが変わってしまったように感じます。馬場さんは、体だけでなく、すべての点でとても大きな影響力を持った方だったと思います。

そんな馬場さんの命日に、ザ・キャピトルホテル東急で法要の会がありました。馬場さん夫人の元子さんの主催で、毎年1/31に開かれているのですが、今年はなんと私も出席させていただける機会に恵まれました。全日本プロレスの渕正信さんが元子さんに頼んでくださったおかげで実現したのですが、なんて光栄なことでしょう。渕さん、ありがとうございました。

同じテーブルに座られた元プロレスラーで衆議院議員の馳浩さんや佐々木健介選手と少し話すことができ感激でした。もちろん、元子さんにもご挨拶させてもらったのですが、もう緊張して、緊張して、何を話したか覚えていません(笑)。私の心からの馬場さん愛だけは伝わっていればいいのですが…。元子さん、いつまでもお元気でいらしてください。

会場の様子(↓)。エレガントでいて、アットホームなパーティーでした。
中締めの挨拶を渕さんがされているところ(↓)。
馬場さんの等身大人形と記念写真。
今日私があるのは、ホント馬場さんのおかげです!(↓)
1966年にビートルズが記者会見した壁(もちろん復元品)の前で
渕正信さんと記念写真(↓)。

考えてみれば、私が24才の時、このザ・キャピトルホテル東急の前身である東京ヒルトンホテルで開かれたジャイアント馬場さんの結婚披露パーティーにも、参加していたのでした。29年も前のことです。その時、カメラマンの山下カズシさんが撮ってくれた写真がこれ(↓)。これは馬場さんとのジャンケン・ゲーム・コーナーに参加したときの写真で、1983年発行の「エキサイティング・プロレス」に掲載されました(この頃、口ひげを少し伸ばしてました)。ああ、この話、元子さんにすればよかったなあ。。。

13年も経ったかなあ。。。

島村楽器の赤羽アピレ店イオンモール成田店イオンレイクタウン店イオン葛西店の各スタジオで開催した「ライブ&トーク」で、1月のライブ・スケジュールも無事終了しました。ご来場の皆さん、スタッフの皆さん、本当にお世話になりました!

以前にもライブ&トークを開催したことがある1/29のイオン葛西店(当時はジャスコ葛西店)ですが、その時のことをかなりはっきりと記憶していたので、いつだったのか調べてみたら、なんと13年前(!)のことでした。もうそんなに月日が流れたとはとても信じられません。つくづく時の経つのは早いと感じざるを得ません。その頃からいらした店長の小松さんにもお会いできて、とても感慨深い日でした。この日は、TAB女将のおハルも手伝いに来て写真を撮ったので、何点かあげておきます。

実はこの前日のレイクタウン店でのライヴから、ナショナル・ギターのブレンダーとして、AERの新製品「dual mix」を使用しました。これは、AERのベストセラー・アンプ、Compact 60のプリアンプ部を独立させた商品なのですが、ピエゾPUとマグネチックPUの音を絶妙にブレンドでき、非常にしっかりしたまとまりのいいサウンドで出力できました。さすがは音に定評のあるAERですね!

渕さんのバースデー・パーティー!

本日1/23は、ジャイアント馬場さんの74回目の誕生日です。馬場さんは、プロレスに必要なカウント・スリーの数字「ワン・ツー・スリー」の日に生まれたんですね。「馬場さん、お誕生日おめでとうございます!」

誕生日といえば、先日、代々木のイタリアンレストラン「ルッコラ」で、全日本プロレス渕正信さんの58才のバースデー・パーティーに参加してきました。私は昨年も参加しましたが、その時のはしゃぎぶりをこのブログで紹介したのは記憶に新しいところです(去年の様子→こちら)。あれからもう1年かぁ。早いといえば早いですが、昨年がいろいろあった1年だっただけに、昔のことのようにも感じます。

今年のパーティーも、関係者やファンの方々らたくさんの人が集まり大盛況。さすがは渕さん、いかに多くの方々に慕われているかが分かります。もちろん私は、今年もはしゃいできましたよ。ちょっとだけ写真をご紹介しましょう。

渕さんと前アジアタッグ王者の征矢学選手の間でパチリ。
曙とのコンビ「SMOP」で活躍中の浜亮太選手とパシャ。
若手のホープ、中之上靖文選手とカシャ。
政治家の物真似で知られるコントグループ「ザ・ニュースペーパー」の
福本ヒデさんと記念写真。

美味しい料理とお酒で、楽しい時間を過ごしました。渕さんもとてもうれしそうにしていました。下の写真は、特製バースデーデー・ケーキにロウソクに火を灯すところ。「渕さん、おめでとうございます!」
最近の試合ではトリッキー&コミカルな試合で観客を和ませていますが、昨年12月のファン感謝デーでは、エース諏訪魔選手と20分にわたるハードな激闘を行うなど、まだまだ元気いっぱいの渕さん。58才の今年もみんなに感動を与え続けてください!

久々ブログ、一気書き!

気が付いたら、1月ももう3分の2が過ぎてしまいました。早いなあ。ツイッターの方はたまにつぶやいたりしてたんですが、このブログは、元旦に更新して以来、何も書いていなかったんですね。。。なんだかんだバタバタしてはいたんですが、何やってたんかいな…自分の確認のために、ちょっと振り返ってみます。

まず、1/3に後楽園ホールにプロレスを見に行きました。渕正信さんにとってもらった最前列、放送席の横の席での観戦! 横から解説が聞こえてきて、それはもうぜいたくな席です。いやー、フィーバーしましたよ。場外乱闘も結構あったんで、翌週の「週刊プロレス」に写っているかと楽しみにしていたんですが、残念ながら…。その代わり、一緒に行ったTAB生徒の石クンが堂々と登場! もし、席を反対に座っていれば、私が写っていたはず。悔しい〜。でも、石クン、おめでとう!(笑)

ツイッターでは紹介したけど、その会場で撮ったアブドーラ・ザ・ブッチャーとの写真が、下の左。ジャンバーの色と保護色になってちょっと分かりにくいかも知れませんが、私の右手には、その時1000円で買ったサイン入りブッチャー・フォーク(右写真)が! 試合の後は、南麻布の「セレニータ」で開催された京平会の新年会に参加し、楽しい一時を過ごしました〜。

1/4には実家のある四日市に帰省。高齢の母親がまだまだ元気なのに安心して、翌1/5には東京に戻り、渕さんと新宿の居酒屋で飲み。熱燗が最高に美味しかったです! 渕さん、ありがとうございました。

1/8には、TAB女将が探してきたヘルシーなレストランで、TABギタースクールの新年会(↓)。皆さんと楽しくヘルシーな時間を過ごした後、二次会ではやはり不健康に日本酒をグイグイ、ガブガブ(笑)。やっぱ、今年も酒浸りだなあ…。

1/12には、ミュリエル・アンダーソンのウェルカム・パーティーで吉祥寺のアイリッシュ・パブへ。2005年に一緒にライヴをやって以来だから、お会いするのは約7年ぶりということになりますね。えー、もうそんなに経ちますかねえ、早いなあ。この日は、岡崎倫典さんもいらしていて、みんなでギターを弾いたりして楽しい時間を過ごしました(↓)。

その週末は、大阪の枚方にあるとっても怪しい名物ブルース・バー「ポパイ商店」シークレット・ライヴ(1/14)&ギター・セミナー(1/15)。店主のいよ太さんには、入院と手術を控えているところを、本当にお世話になりました。下の左写真は、いよ太さん率いる「The★Brothers!」のオープニング・アクト。右は、私のライヴ写真。アンコールの最後は、セッションで盛り上がりました。ご来場の皆さん、ホントありがとう!

ライヴ終了後の打ち上げは「新年会」と称して、飲みまくり食べまくり。それなのに、二次会ということで、しんちゃん、ゴンちゃん、生コン平尾さん、ユッケちゃんらと、ラーメン屋「横綱」へ(下写真)。ここは、ネギ入れ放題がうれしいなあ。平尾さん、ごっつぁんでした! その夜は、しんちゃん宅に宿泊。しんちゃん、ありがとうね。オヤジさんにもよろしくお伝えください。

翌日開催のギター・セミナーは、前日の上を下へのノリとは打って変わって、アカデミックにストイックにみんながギターに取り組みました。場所は、前日と同じ怪しい「ポパイ商店」ですが(笑)。参加してくれた皆さん、ありがとう! その夜は、天満クンちに宿泊。またしても遅くまで飲んでしまいました。「ポパイ商店でたくさん食べてきたんで、もうお腹いっぱい」と言っておきながら、出してもらった馬刺しやお造りをキレイに平らげるあたり、今年も鉄の胃袋は健在ですな。天満クン、お世話になりました〜。

他にも大小飲み会があり、その間にも、TABギタースクールでのレッスン、プレイヤー誌連載の「原稿&音源」提出など、一気に振り返ると、1月もここまで結構忙しく過ごしてたんですね。明日(というか、もう今日)1/21は、14:30から島村楽器赤羽アピレ店でライヴ&トーク、夜は代々木で渕さんのバースデー・パーティ、1/22(日)は島村楽器イオンモール成田店でライヴ&トーク。来週以降もいろいろスケジュールは目白押しだなあ。でも、ブログってこうやって一気に書くと、これはこれで大変ですね。ふーっ、もう寝なきゃ。

新年のご挨拶 〜2011年を振り返って〜

皆さん、2012年、明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします!

昨年は、東日本大震災がこの国に非常に暗い影を落とした年でした。現在もまだまだ多くの方々が不安な気持ちで生活されている状況ですが、今年はすべてがいい方向に進みますように、心から願っています。

TABギタースクールも1991年の設立以来、20周年を迎えた年でした。幾多の試練を乗り越え、よくここまで持ちこたえたなあ(笑)。1月には、ギターを初めて以来の憧れだった“ラグタイム・ギターのパイオニア”デヴィッド・レイブマン、4月には“ケルティック・ギターの第一人者”トニー・マクマナスを招聘してライヴ・ツアーを開催しました。作品も、新しいCD『SAKURA』とその楽譜集、『ラグタイム・ギター改訂版』などリリースできたし、その発売記念ソロライヴ・ツアーや岡崎倫典さんとのジョイント・ライヴでも、いろんなところを回った1年でした。

10月に米ミシシッピー州グリーンウッドで開催されたWABG主催『ロバート・ジョンソン生誕100周年フェスティバル』に出演できたことも、大きな出来事でしたね。とても大きな刺激を受けることができた遠征でした。そして暮れには、元世界ジュニア・ヘビー級王者、渕正信さんとのライヴ&トークのコラボを開催。小学生以来のプロレス・ファンの私ですが、遂にプロレスラー(しかも超大物!)と一緒にリングに…、じゃなくてステージに立てたという快挙を成し遂げました(笑)。

そんな中、個人的にとても悲しいことがひとつありました。いつも私のライヴにご夫婦で来てくださっていたKさんの奥さまが、ご病気で亡くなったことです。生きていくということは、出会いもあれば、お別れもあることをつくづく実感しました。ライヴ会場でお会いしたときの明るい笑顔は決して忘れませんからね。

多くの方々にお世話になって乗り切った2011年…応援して下さった皆さまには、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございます! 2012年も変わらぬご支援をどうかよろしくお願いします。今年もいろんな企画を考えています。“闘うフィンガーピッカー”として、まだまだ頑張りますよ〜(笑)。

渕正信 vs 打田十紀夫

暮れも押し迫った12/27に曙橋のバックインタウンで開催した「渕正信 vs 打田十紀夫:プロレスとギターのトーク&ライヴ」、おかげ様で無事盛況に終了しました。時代がどう移り変わろうがジャイアント馬場さん信者を貫き通す私は、デビュー以来馬場さんが設立した全日本プロレス一筋に戦い続ける名プロレスラー渕さんとのこの日のコラボを、とても楽しみにしていました。

私のギター演奏を交えながらの渕さんとのプロレス・トーク・ショーという初の試みでしたが、満員のお客さんにご来場いただき、本当に感謝しています。「とても楽しかった」とのお言葉も多数頂戴し、私もホッとしています。入門にまつわる話、全日道場破りの話、馬場さんとのスパーリングの話など、渕さんが語ってくれたお話は、とても興味深いものばかりでした。さすが馬場さん! さすが渕さん! 感動の嵐でしたよ! 渕さん、ありがとうございました。

当日の写真を少しご紹介しましょう。第一部の最初は、まず私がソロでギター演奏(↓)。ステージの後ろでは馬場さんが見守ってくれてます。
第一部の後半で、渕さんがテーマ曲「Danger Zone」に乗って登場! 20歳でデビューして以来、プロレスラーとして約38年のキャリアを誇る渕選手。話してくれる内容は、プロレス・ファンでない方にとっても非常に興味深かったです(↓)。

第二部は、ギター演奏を絡めながらのトーク・ショー(↓)。

下の写真は、愛用のリング・シューズを見せてもらっているところ(↓)。

アンコールで、渕さんに捧げる即興演奏(名付けて「Red Demon Blues!」)を披露した後、豪華(?)景品の当たるくじ引きを行いました。渕さんの貴重なDVDから、マニアックなTABビデオ、ギター弦、鏡餅、金箔入りのお酒…などなど、その景品を紹介しているところ(↓)。
渕さんにくじを引いてもらって、当たった方に景品を選んでもらいます。当選された皆さん、おめでとうございました(↓)。渕さんが最後に引いた番号がなんと「16」! 馬場さんにとって、とても大切な数字です!

 

この日のライヴには、プロレス・ファンでもある有名な精神科医の香山リカさんから、素敵なお花が届きました。香山さん、ありがとう〜! ライヴ終了後、そのお花と一緒に撮った記念写真がこれ(→)。渕さんが手にしているのは、先日このブログでも紹介した香山さんの著書「気にしない技術」です。

私自身も楽しい時間を過ごすことができた「トーク&ライヴ」でした。この日のことは、渕さんもご自身のブログで書いてくれました(こちら)。ご覧になってみて下さい。

香山リカさんの本

普段、プロレス関係の本くらいしか読まない私ですが、久々に本を買って読みました。それはどんな本かというと、TVにもよく出ている有名な(しかも美人!)精神科医の香山リカさんが書いた「気にしない技術」(PHP研究所)という本(→)です。「The 21」というビジネス誌に連載されていた香山さんのコラムをまとめた一冊です。“ポジティヴでなければ前進できない”というプレッシャーから、今の時代特有の「うつ」を生んでしまう現代社会に対して、“はたしてそんなに前向きでなければならないのだろうか? もっとテキトーに生きてはいけないだろうか?”といった観点で、自らの診療経験を元に綴った本で、世知辛い今の世の中を生き抜くためのバイブルにもなりそうです。気になった方は是非どうぞ、オススメです。香山さんの軽いタッチの筆致に引き込まれ、あっという間に読破できますよ。

私自身はというと、かなりテキトーに生きている人間ですので(笑)、この本を読みながら「そう、そう、それでいいんですよね〜」と安心したり共感したり。それから、そもそも何故この本を買ったのか? それは、私の名前が出ているからなんです! 実は、香山さんは幼い頃からのプロレス・ファン(しかも、ジャイアント馬場さんファン!)で、この本の最後に全日本プロレスの渕正信選手のブログの一節が引用されているのです。(いい意味で)気楽な生き方をしている渕さんのブログは、肩ひじ張らず心温まる内容に多くのファンがいます。渕さんのそんな生き方がうまく表された回を、読者の皆さんへのメッセージとして最後に引用しているのですが、その中に私の名前が出ているんです。ひえ〜、うれピー! 柿ピー! よくぞ、その回のブログを引用してくれました! 香山さん、ありがとうございます!

twitter始めました!

遅ればせながら、twitterを始めました(ここ)。さっそくフォローしてくれた皆さん、ありがとうございます。大して有益なことはつぶやかないと思いますが(笑)、よろしくお願いします。

そもそも私は、新しいことに対する順応性に乏しいところがあるんです。インターネットというものが世に出始めた頃も、「なんか嫌な予感。。忙しくなりそう…」って思って、なかなか手を出しませんでした。mixiが流行りだした頃も、誘われても断ってましたし。結局、大阪のnogunoguしんちゃんに無理矢理入れられましたが(笑)

この「十紀夫語録」も、ホームページの中のひとつのページとして昔は地味にやってたのですが、パソコンおたくの息子のおかげで、今では見栄えだけは立派なブログになっています。最近は、facebookというのが結構流行っているようですが、これはまだ未知の領域です(うちの女将はやってますが…)。まあ、twitterを始めただけでも一歩前進ということですね。

このtwitter、たいていの人は携帯電話を使ってつぶやいているらしいのですが、私の携帯はインターネットにつながるようにしていないので、パソコンで書き込んでいます。ツアーのときも持ち歩いている比較的大きいこのノートパソコンは、2年ほど前に機材の下敷きになって液晶にヒビが入った惨めな姿のまま、相変わらず酷使されています。

twitterで「つぶやき」という「今」を伝えるには、やっぱり携帯でインターネットできた方が便利なのかなあ。iphoneとかいうオシャレなのも流行ってるみたいだし。でも、それも使いこなすの大変か。。。悩み多きアナログおやじですな(笑)。

“オール・ナトー”ギター

たまにはギターのことも書いてみましょう。でないと、ラーメン研究家と思われてしまいそうで(笑)。

私は、皆さんに負けず劣らず(?)、たくさんギターを持っています(30本くらいかな)。ライヴや録音で使っている主なギターは、私のHPにある「Tokio’s Gear」(→ここ)に紹介してあります。これまでに泣く泣く手放したギターも数多いのですが、それらを含めてどのギターも“いいギター”ばかりです。アコースティック・ギターという楽器は、人間と同じでそれぞれが独特の個性を持っていますので、やはり必然的に色々欲しくなってしまいます。まあ、気が多いと言えなくもありませんが(笑)。

そんな愛用ギター達を、たまにこのページでご紹介していくとしましょう。まず今回は、このギター(→)。クレセントムーン”All-Nato”です! クレセントムーン・ギターは、愛知県日進市にある「トーンウッド」という工房で、日比伸也さんが作っているギター。私は、この”All-Nato”の他にも、“All-Spruce”と“OOO-Rosewood”を所有していて、どれも素晴らしいギターです。この日比さんという方は、ユニークな発想を持ったギター製作家で、普通使わないような材でもギターにしてしまうんです。この”All-Nato”もそんなひとつで、その名のごとく、サイド、バック、トップにすべてナトーという材を使っているんです。

日比さんがこのギターを作った発想はこうです。
「昔のブルースマンの時代に、今あるような高級手工ギターで演奏するプレイヤーなどいなかった。材もそんないい材で作られたギターではないはず。結果、ギター自体は最初は鳴らないかも知れない。それでも、ブルースマンが弾き込むうちに、ヤズー・レコードで聴かれるような、渋く味わい深いブルースの音になったんでしょう。そんなギターを作ったんです」

このナトーという材は、確かに低価格のギターでしか使われていない材ですが、日比さんの手によって、レトロな雰囲気を感じさせるギターに仕上がっています。ルックスが印象的ってこともあって、私もプロフィール写真で使ったりしています。また、最近復刊したの私のCD付き教則本「ラグタイム・ギター(改訂版)」(リットーミュージック)の表紙にも採用されました(→)。

そして肝心の音ですが、一般のギターの鳴り方とは違い、古き良き時代の音というか、とにかく不思議なサウンドの印象です。そして弾き込んでいくうちに、まさに日比さんの言ったとおりに、戦前カントリー・ブルースやアーリー・ジャズを弾くと非常に“いい感じ”に育ってきました。特に、ブラインド・ブレイクの超絶ワザ「スタンブリング・ベース」を弾くと、とても気持ちよく弾けるんです。これは、“ベース音がよく出る&サスティーンが長い”といった点に重点を置く一般的な高級ギターでは、絶対出せないサウンドです。そういった一般のギター・メーカーや製作家と異なる発想を持った日比さんだからこそ、このようなギターが作れたんでしょう。ベースが鳴りすぎたり、サスティーンが長すぎたりすると、高級感を感じさせることができても、実際の演奏ではコントロールしにくいものです。

最後に、この”All-Nato”ギターで弾いたライヴ映像を挙げておきましょう。今年の5月にトーンウッドのNewギャラリーでライヴを行ったときのものです。モノトニック・ベースで弾くビッグ・ビル・ブルーンジーの「Pig Meat Strut」を弾いています。

次なる挑戦者「麺屋 壽」!

以前、このブログで近所の新しいラーメン店「もつの屋」のことを紹介しました。昨年の12/21の書き込み(→ここ)です。結構気に入っていたラーメン屋さんでしたが、先月残念ながら店を閉めてしまいました。結局1年持たなかったのかぁ。そういえばこのところ行ってなかったなぁ。「もっと通えばよかった…」と思ってみても、今となっては後の祭りです。人間なんて勝手なもので、食べられなくなると、なおさら食べたくなるもんですね。。。

とまあ、つい先日までそのようなことを考えていたのですが、11月のツアーから帰ってきたら、なんと早くも新しいラーメン店「麺屋 壽 (KOTOBUKI)」が華々しく開店していました。この場所は立地条件(幡ヶ谷駅を出てすぐ右!)は悪くないのですが、家賃が高いのか、前も書いたようにお店が長続きしません。この数年の間に、今回のラーメン屋さんで実に5店舗目です。去る者がいれば、新たなチャレンジャーも登場するのが、世の常なんですねぇ。私はすでにこの「麺屋 壽」に5回食べに行って、一押しのつけ麺各種をはじめ、メインのメニューはすべて食べました。うん!ラーメン通の私から見て、味的にも量的にも及第点をあげられると思います。

ただ、これまでそこに出店していた4店も、いずれも個性的で味のレベルもそこそこ高かったのです。なのに続かなかった…。それに、ちょっと傾向の似た強敵、横浜家系ラーメンの「武蔵屋」がすぐそば(というか、隣!)にあります。そう、幡ヶ谷はラーメン店の激戦区として知られているのです。他にもまだまだライバル店がたくさんあって、それぞれ「量で勝負」「味で勝負」「値段で勝負」と奮闘しています。この新店「麺屋 壽」が今後どんな頑張りを見せるか…「幡ヶ谷ラーメン戦争の生き証人」として、私はしっかりと見守っていきたいと思います(笑)