2004年5月29日〜6月2日

打田十紀夫、中国北京に初遠征!

一昨年の上海への遠征に続いて、今回は、楽器ショーでのタカミネ・ギターの
デモ演奏のために、
今回は北京に行って参りました。実は昨年にもその話は
あったのですが、例のSARSの影響で中止になったという経緯がありました。
今回再びこのお話をいただき、“北京で北京ダックを食べる”という夢が
遂に実現する運びとなりました。関係者の皆さま、どうもありがとうございました!

 初日は演奏のスケジュールが入っていなかったため、高峰楽器の方々と天安門に行ってみようということになりました。写真や映像ではよく見るこの天安門広場ですが、本当に広い広場でした。天安門事件の現場なのですが、今はのどかな雰囲気で、凧揚げしている人もたくさんいたほどです。


今回の楽器ショー“Calm Expo 2004”の会場。
写真は、オープニング式典の模様です。


Sonda社(Tom Leeの中国国内の商社)のブースでデモ演奏を始めると
「なんだ、なんだ」と多くの人がぞくぞく集まってきてくれました。
後方の人にも演奏が見えるように、後ろにモニターが設置されていました。


デモ演奏の様子を横から撮ったショット。
フィンガーピッキング・ブルースのパフォーマンスを初めて見る方も多く、
みんな熱心に聴いてくれました。演奏が終わってから、
奏法、ギター、機材についての質問もたくさん受けました。

 後ろの美女(!)は、通訳の方です。ただ彼女は日本語はできず、英語/中国語の通訳でした。私のMCも拙い英語でしたので、正しく中国語に訳されていたのでしょうかねえ。

 今回は、日本から持っていったギターは1本だけでした。調整を私独自の超低弦高にしてもらっていたので、「ボトルネック・スライド奏法ができないのがちょっと残念だなあ」と思っていました。ところが、2日目の夜、あるグッド・アイディアが浮かんだのです! そのアイディアとは。。。。


2日目の夜にひらめいたアイディアとは、名付けて“ツマ楊枝作戦”!
ボトルネック・スライド奏法を弾いている上の写真の
ネック側の部分を拡大したのが、下の写真です。


なんと、ツマ楊枝を2フレットの横に差し込み弦高を上げ、
その後ろにカポタストをして弦を押さえつけて固定したのです。
“ツマ楊枝作戦”大成功! ボトルネック奏法が功を奏し、
さらに多くの人が集まってくれました。


右にいる赤いTシャツの美しい娘さん! 彼女は打田(の演奏)を
とても気に入ってくれて、何回もデモ演奏に足を運んでくれました。
残念ながら彼女は中国語しかできなかったので、通訳の方を通しての
コミュニケーションとなったのですが、なんと「いつの日か日本に
行って、打田さんにギターを習いたいワー」と言ってくれたのです。
是非、日本に来て!来て! お待ちしております!


今回の遠征の目的のひとつが、“北京ダックを食べること”でした。
ところが計3回も食べに行ったのに、北京ダックを食べに行くときに限って、
デジカメを持っていくのを忘れてしまったんです。
証拠写真として唯一残っているのが、携帯電話で撮ってもらったこの1枚だけ。
北京ダックをまさに皮に包まんとするところですが、
写真の解像度が低いのと、Tom Leeのジョーさんのピースした指が重なって
なんかメンマか何かをハシで挟んでいるように見えます。


ホテルの窓から撮った北京の街並み。実は、宿泊した初日は
ホテルの最上階(24階)にもかかわらず、なぜか窓のない部屋でした…。
24階で窓がないというのは何とも落ち着きません(地下室みたい…)。
それで2日目から23階の窓のある部屋に替えてもらいました。
外を見ることができてうれしくて撮ったのが、この写真というわけです。

  
楽器ショーでの演奏を見に来てくれた中国のファンの方がくれた豚の置物。
20代の男性だったのですが、私のことを知っているとのこと。
何度も足を運んでくれて、この置物をプレゼントしてくれました。
ニヤリとした表情が私のとある知人にちょっと似ているのですが、
頭の後ろに“福”と書いてあるので(写真右)、きっと縁起のいいモノなのでしょう。


Homeへ戻る